ライズの佐々木です。
11月にはいり、あの言葉をよく、
目にしたり、耳にしたりすることが、
増えたように思います。
「今年もあと2ヶ月・・・」
この言葉で、それまで、
気にしてなかったとしても、
年末感と言いますか、少なからず、
年末の雰囲気が漂い、
毎年のことのはずなのに、
なんとなく、焦りのような、
気持ちが芽生えます。
月並みですが、
1年早いなと思いつつも、
まだまだ、2ヶ月ありますし、
感傷に浸っている暇はありませんね。
何かと忙しくなるシーズンを、
体調崩さず、乗り切り、
1年の区切りをしっかりと、
つけたいものです。
■ 情報は自分から管理する時代へ
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まだまだ、2ヶ月とは言いつつ、
メディアでは、来年の話題が、
多く取り上げられています。
元号のこと、消費税のこと、
などなど、来年は日本にとって、
大きな影響をおよぼしそうな出来事が、
たくさん、ありますね。
その中で、、、
すぐにではないと思いますが、
仕事にも、プライベートにも、
影響がありそうな構想が、
姿を現しました。
その構想の名は、
「情報銀行」
構想自体は、数年前からありましたが、
いよいよ来年から本格始動するそうです。
そもそも、「情報銀行」とは、
読んで字の如く、お金ではなく、
情報を預ける銀行のこと。
具体的な情報とは、
個人の購買情報や、生活履歴、
健康データなどを想定しているようです。
個人は、こういった情報を、
「情報銀行」を介して、
企業などに、提供することにより、
ポイントやクーポンなどの対価、
利子、金銭などを得られるようになる。
というのが、ざっくりですが、
「情報銀行」の構想。
ん~思い返してみると、
情報を管理するという意識はあっても、
クレジット、キャッシュカードの番号、
住所、電話番号ぐらいかななんて思います。
世の中には、特にスマホで、
便利なアプリがたくさんあり、
ニュースなどの情報を得られたり、
位置情報を使った地図、ナビや、
料理のレシピ、買い物、運動量を計測する、
様々なアプリが生活に活用されています。
しかも、多くの場合、
無料でこの便利な機能が使えます。
自分にとって役に立っているのは、
良いことだとは思いつつ、
なぜ、無料なのだろうと
思ったことありませんか?
広告収入での運営ということは、
有名な話ですが、その他にも、
年代、性別、趣味嗜好、行動範囲とか、
個人の行動から得られる情報が大量になると、
アプリを提供する側からしたら、
経営資源となる程、
価値が上がっています。
これが、いわゆる、「ビッグデータ」。
「ビッグデータ」を得るために、
魅力的なコンテンツ、アプリを、
無償で提供して、そのデータを
販売するといったビジネスモデルは、
今では珍しくありません。
今まで意識していない、
個人の一挙手一投足から生まれる情報に、
価値がつくということは、お金と同じくらい、
自分でしっかりと管理が必要になるのかもしれません。
SNSのプロフィールに、
誕生日、居住地域、学歴、職場など、
きっちりはいってたりしますが、
そういった情報にも思わぬ価値がつく日も、
遠くないのかもしれません。
■ 石油よりも価値がある?
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情報は、「21世紀の石油」とも、
表現されています。
長い間、世界経済の中心だった、
石油産業の会社の時価総額を、近年、
Microsoft、Apple、Google、Amazonといった、
IT系企業が上回っているそうです。
いきなり、情報は石油よりも、
価値があると言われても、いまいち、
頭ついていかない節もありますが、
数字では明らかなことなのかもしれません。
「情報銀行」の話題で、
個人的に感じたのは、
家を買ういう行為は、
情報の塊なんじゃないかなと。
なぜ買おうと思ったか?
戸建て?マンション?
新築?中古?建売?注文?
なぜその会社に依頼したのか?
なぜその土地にしたのか?
住宅ローンは、どこのどんなローンにしたか?
なぜ、そのデザインにしたか?
家を買うためには、
ものすごくたくさんの選択が、
ありますよね。
この情報には、とても、
価値があるように思えます。
なぜなら、統計的にでも、
正解に近い情報が手に入れば、
効果的なアプローチを、
より効率的に行い、
経営に繋げられると、
感じるからです。
ちなみに、
この「情報銀行」の構想には、
大手銀行も参入を計画しております。
お金と同様にいかに、
自分の銀行に預けてもらえるかが、
鍵になると思いますから、
価値のある情報には、
それ相応の対価を用意し、
アプローチするんではないかと。
住宅ローンと情報の、良いとこ取りを
狙ってくるのかなとか、妄想に近い想像ですが、
来年以降、どんな動きになるのかなと、
いろいろ考えてしまいます。
情報にお金のような価値がついた時、
私たちの生活や仕事はどのように、
変わるのでしょう。
楽しみでもあり、
不安もあるような気がしますが、
今後の動向に注目かなと思います。
それでは、今週はここまで。
来週をお楽しみに\(^o^)/